研究会概要

1.設立の趣意

健康・医療分野の中でもスマートウェルネス領域は、医学と工学・情報学を中核とし様々な技術、ノウハウ等を統合した極めて学際的な分野であり、製品およびサービスの高付加価値化は同時に健康・予防医療サービスの高度化にもつながり、医療費低減への有力なツールともなる。

 

例えば、病院における薬剤搬送ロボットの導入はメディカルスタッフのマンパワー支援になることに加え、電子カルテ等の医療情報システムとリンクすることで、より高い医療安全性の確保も実現している。

また、介護現場におけるロボット技術導入も、人的サービスが中心の分野にエレクトロニクスを融合させることでマンパワー支援と同時に、介護される人への心理的な癒し効果を提供するなど、高付加価値化を図ったものも数多く登場してきている。

さらに、医療機関、学校、職域、家庭等におけるスマートウェルネス技術の導入・応用は、超高齢化社会を支えるツールとして今後益々不可欠のものになっていくと推察される。

 

大阪圏は製薬・医療機器産業、家電等のエレクトロニクス産業およびそれら周辺産業の関連企業が多くあることから技術の高精度化、新たなビジネスモデルの創出に向けて産学連携による共同研究をさらに推進する素地がある。

こうした背景のもと関連した研究者、技術者の交流・創発の場を積極的に提供かつ共有することを目的として、大阪大学大学院医学系研究科をはじめとする学術研究機関と密接な研究開発の連携をする組織として「スマートウェルネス研究会」を設立する。 (2013年7月25日)

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2.目的と使命

「スマートウェルネス研究会」は、これからのわが国の成長産業の中心となる健康・医療分野におけるイノベーション創出と、それを支える技術の中心となるサイバーフィジカル※分野(情報工学・ロボット工学等の分野が高度に融合した領域)の関連技術の向上、国際的競争力の強化並びに地域産業の活性化に向けて、研究開発から事業化、市場創造までのすべての工程での研究開発を産学で行う。

 

※Cyber Physicalとは
実世界(Real Space)からの情報を入力、モデリングし、Cyber Spaceで加工、処理して、実世界の人間の活動に役立てること。

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3.具体的な活動

本研究会は、大阪大学大学院医学系研究科等と密接に連携し、スマートウェルネス領域に関するセミナーや討議などを通じて、新たな事業テーマの発掘や最新関連情報の収集などを行う。さらに、企業においては、各々の研究開発および事業テーマ毎に、関連する企業同士が任意に研究分科会を組織し、新しいビジネスモデルの創出や新たな機器の開発を目指す。
具体的な活動項目は下記の通り。

 

(1)スマートウェルネス領域の最新技術動向の調査・研究
(2)スマートウェルネス技術に関する産学の交流
(3)スマートウェルネス領域にフォーカスした技術研究開発
(4)スマートウェルネスを中核とする地域産業の育成と活性化
(5)スマートウェルネス技術の産学での共同研究の推進
(6)外部研究開発資金の積極導入によるスマートウェルネス関連の新技術開発、新ビジネスモデル創出の推進

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4.会員

会員区分
対  象
年会費
一般会員 ・スマートウェルネスに関心がある企業、団体 10万円
特別会員 ・公益法人、関連業界団体、病院等 無料
アドバイザー

・大学等の学術研究機関の研究者

・個人(幹事会での入会承認が必要)

無料
オブザーバー ・国、地方自治体の職員 無料
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5.組織

研究会には、会長、幹事会、事務局、分科会を設置する
      
【会 長】
本会の代表。高度な専門知識および経験から本会の運営や活動方針に助言を行う
澤 芳樹 (大阪大学大学院医学系研究科 教授)
【幹事会】
会務・運営の意思決定を行う
(代表幹事)
1名、幹事の代表として会務を統括する
諸冨 隆一 (阪急電鉄株式会社 取締役)
(幹事)
7名以内、代表幹事を補佐し、会務・運営を担う
淡路 英広 (株式会社アインファーマシーズ 執行役員)
向井 秀一 (淀川キリスト教病院 理事長補佐)
【事務局】
会務・運営の事務処理を行う
公益財団法人都市活力研究所内に設置
淀川キリスト教病院と公益財団法人都市活力研究所の共同事務局
【分科会】
研究会の進展とともに、特定の事業テーマ毎に分科会を設け、専門的に掘り下げた検討と研究を行う。
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6.研究会のスキーム

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7.活動計画案

研究会へ参加する企業に対し、課題、問題点やニーズ、漠然とした希望等詳細にわたりヒアリングを実施し、「ソリューションカルテ」 を作成。
(A4で1枚程度)

作成したソリューションカルテに基づきレベルを設定し、カンファレンスに参加していただくメンバーリングや、必要となる外部ナレッジを当研究会のネットワークから抽出する。


カンファレンスの日程、場所等を取り決める等の事務作業を進める。

全3回のスマートウェルネス・カンファレンスを実施する。各カンファレンスの実施ごとに、「ビジネス処方箋」を発行する。

 

※ビジネス処方箋

各カンファレンス毎の議事ポイント、今回の内容で欠如していたポイント、次回に向けた論点等をとりまとめたレポート(A4で2枚程度)

4回目以上のカンファレンス実施、および、さらにプロジェクト化をして推進する案件になった場合、別途個別の研究開発契約等の調整が必要になります。
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8.設立発起人

発起人代表

澤 芳樹
(大阪大学大学院医学系研究科 教授)

 

発起人

淡路 英広
(株式会社アインファーマシーズ 執行役員)
本田 幸夫
(大阪工業大学工学部ロボット工学科 教授)
中川 正隆
(大阪商工会議所 経済産業部 部長)
梶本 修身
(大阪市立大学大学院医学研究科疲労講座 特任教授)
山田 憲嗣
(大阪大学大学院医学系研究科 特任教授)
木下 年哉
(公益財団法人都市活力研究所 専務理事)
味村 和洋
(公益財団法人都市活力研究所 主席研究員)
諸冨 隆一
(阪急電鉄株式会社 取締役)
織田 通雄
(阪急電鉄株式会社 不動産事業本部 不動産開発部 課長)
福島 公明
(淀川キリスト教病院 理事)
卯津羅 泰生
(淀川キリスト教病院 事業統括本部 局長付 課長)
発起会開催時
(2013年7月25日) 
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9.運営規約

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10.運営の基本方針

1.
企業、大学、医療機関、行政は、イノベーション創出という目的の下においては、全て平等である。
2.
イノベーション実現に向け、企業の事業部門間、大学の学部間等の壁は取り払う。
ビジネスセクショナリズム、アカデミアセクショナリズムは認めない。
3.
情報だけを求めない。イノベーションを実現する為には、誰もが汗をかく。   Give & Takeが原則。
4.
日本だけの法規制や業界ルール(商慣習)にとらわれない。常に視野を広く持つ。グローバルマーケット開発の視点からアプローチする。
5.
企業は大学・医療機関等の知恵・知見等に対し、敬意を払い、正当な対価を払う。知恵・知見等は商品であると認識する。
6.
大学・医療機関は企業に対し、常に耳を傾ける。(Open Stance)   一方的な研究開発方針の押しつけはしない。
7.
行政は、常に広く情報を開示する。 そして、企業、大学、医療機関等の声(さまざまな意見)に耳を傾ける。
8.
医療機関は積極的に実証試験フィールドを提供し、イノベーションを共に推進する。医療現場だけの殻に閉じ籠もらない。      以上
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11.事務局

「スマートウェルネス研究会」事務局

公益財団法人都市活力研究所内
〒530-0011 大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC 7階

 

担当:味村(ミムラ)、卯津羅(ウヅラ)
E-mail:ssws@urban-ii.or.jp
WEB:http://www.urban-ii.or.jp/ssws
TEL:06-6359-1322
FAX:06-6359-1329

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