事業実績

2015年10月15日(木)

第3回観光のひろば 「関空のインバウンド戦略」

第3回観光のひろば 「関空のインバウンド戦略」
主催 NPO法人 スマート観光推進機構
共催 (公財)都市活力研究所

新関西国際空港株式会社 執行役員、コーポレートコミュニケーション部長の石川浩司様に関西国際空港の現状とインバウンド戦略について語っていただきました。

 関空における航空旅客数は順調に推移しており、2014年度、14年ぶりに2000万人を突破しました。国内線旅客数も増加しましたが、特に国際線外国人旅客数は699万人と大幅に増加し過去最高でした。
 理由は、国際線LCCの就航の伸びが大きく、現在16社 21都市 週283便にもなっている点にあります。外国人のうち約75%が台湾・韓国・中国・香港で、2015年度の外国人旅客数は更に増加し1000万人を超える勢いだといいます。
 今後のインバウンド戦略は、成田より1時間近い地理的優位性を活かして、中国・台湾・韓国・香港などの東アジアのさら強化することと、成長が期待できるASEANの強化、アメリカの直行便の増加、ヨーロッパに関西の魅力のさらなる発信があげられていました。
 関空の取り組みとしては、自動チェックイン機の導入、出入国検査場における自動化ゲートの増設、保安検査場ブース増設、優先レーンの設置など出入国手続きを進めておられ、無料WiFiの強化やムスリム対応などおもてなしアップにも取り組んでおられます。
 空港別では、成田の出国外人数が最大ですが、来年にも関空が日本一の空港になる可能性もあるそうです。
 このように関空にインバウンドが押し寄せていますが、ホテルが満杯、観光バスが手配できないなどの問題もあり、関空へのアクセスを含め、総合的にインバウンド対策を立てなければならないとのご指摘でした。

セミナーレジュメ

日時 2015年10月07日(水)
・セミナー 18:30~20:00
 (受付開始 18:30~)
・交流会  20:00~21:30
開催場所 大阪市北区大深町3番1号
グランフロント大阪ナレッジキャピタル タワーC 7階
都市活力研究所 セミナールーム(地図)
講師
略歴

新関西国際空港株式会社
執行役員
コーポレート
コミュニケーション部長
石川 浩司

       
カシオ計算機株式会社、運輸省を経て1990年関西国際空港株式会社入社
2003年社団法人関西経済連合会出向(関西国際観光推進センターにて観光プロモーションに従事)
2005年 関西国際空港株式会社復帰 経営戦略室担当部長などを経て2012年 新関西国際空港株式会社 コーポレートコミュニケーション部長として広報・PR、CS、地域振興、環境などを担当
2015年7月執行役員 コーポレートコミュニケーション部長

経済団体委員、関空周辺自治体の委員や観光協会理事、NPO常務理事として地域活動を行うほか、関西におけるインバウンドプロモーションに長く携わっている。
第3回観光のひろば 「関空のインバウンド戦略」
参加費 1000円 (NPO会員は無料)
別途交流会 2000円
参加人数 セミナー42名
懇親会32名

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