都市活力研究所/業務実績詳細

『沿線まちづくりの展開』

主催:公益財団法人 都市活力研究所
　　公益社団法人 都市住宅学会 関西支部
後援:国土交通省 近畿地方整備局

　本年8月に国土交通省の大都市戦略検討委員会で大都市戦略がとりまとめられ、その中で「コンパクト+ネットワーク」の形成として、官民一体での 鉄道沿線でのまちづくりの推進が提案されています。これは昨年の立地適正化計画の制度化を踏まえながら、大都市郊外部における今後のまちづくりの 方向性を示すものと言えます。
　沿線まちづくりは、駅周辺への都市機能の誘導、沿線での分担・連携、公共交通機能の強化を進めるもので、沿線市町村と鉄道事業者の連携によるま ちづくりの推進を図るため、協議会の設置等が考えられています。戦前から鉄道沿線を軸に郊外住宅地が形成されてきた関西圏においてはとりわけ重要 なテーマとなります。
　本セミナーでは国土交通省都市局街路交通施設課街路交通施設企画室長 川口 泉 氏をお招きし沿線まちづくりの取り組みについてご講演をいただきました。パネルディスカッションでは西武鉄道株式会社の松本 康一郎 氏からシニアパス社会実験等の沿線まちづくりの取り組み、箕面市の柿谷 武志 氏から立地適正化計画の検討と北大阪急行延伸・新駅設置とまちづくりについてご紹介いただきながら、コーディネーターとして関西大学准教授 岡 絵理子 氏にもお入りいただき、沿線まちづくりの展開について議論を深めました。