都市活力研究所/業務実績詳細

主催:公益財団法人都市活力研究所
後援:国土交通省 近畿地方整備局
　　　一般財団法人 都市みらい推進機構

　国土交通省では、女性の活躍やスタートアップの拡大など都市経済・社会の「多様性」 の促進や、これら多様性の集積・交流を通じた「イノベーション」の創出など、付加価値を創出する「都市」のあり方について検討するため、産官学の関係者からなる「都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会」を設置し、6月に中間とりまとめが公表されています。これからの公共空間の利活用を考える上では、従来のにぎわいづくりから一歩進めて、新たな価値創造や地域課題の解決につなげていくことができるかが課題となります。世界的にも重要視されている人中心の「まちなか」づくりについて、その方向性や課題の共有を図るべく、本フォーラムを開催しました。
　本フォーラムに国土交通省都市局まちづくり推進課　官民連携推進室長　三浦　良平 氏を大阪にお招きして「「居心地が良く歩きたくなるまちなか」からはじまる都市の再生」と題してご講演いただきました。また、横浜国立大学大学院　都市イノベーション研究院　助教　三浦　詩乃　氏からは「まちの多様性を育むストリートデザイン」、公共R不動産　事務局(株式会社nest　取締役)　飯石　藍　氏からは、「まちの人と作り育てるパブリックのかたち」と題してそれぞれご講演いただきました。これらの話題提供を踏まえ、大阪大学大学院　環境・エネルギー工学専攻　教授　澤木　昌典　氏によるコーディネートのもと、歩きたくなるまちづくりの実現に向けて、様々な視点から議論を深めました。