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2024年12月25日(水)

第 42 回 関西ライフサイエンス リーディングサイエンティストセミナー

第 42 回 関西ライフサイエンス リーディングサイエンティストセミナー
【主 催】NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議
     公益財団法人都市活力研究所
【後 援】関西医薬品協会
     バイオコミュニティ関西(BiocK)

  本セミナーは、ライフサイエンス分野で最先端の研究を展開されている関西の先生方にご講演をいただき、製薬、医療機器、診断薬、健康食品、医療関係者などのライフサイエンス関係者および一般の方々に、健康・医療産業に対するインスピレーションと産業化へのイマジネーションを感じていただくことを目的としています。
  このことは、産官学にわたる組織横断的なコミュニティーの醸成と、産官学の対話促進につながるものと期待し、3 か月に一度の頻度で開催しています。
 今回も2 名の講師の先生に、最先端の研究についてホットな話題をお話いただきました。

【セミナー案内チラシ】

【アンケート集計結果】

日時 2024年12月17日(火)
【開催時間】14:00~16:00
開催場所 オンライン:zoomウェビナー
プログラム 講演Ⅰ 14:00-15:00
「代謝経路を測量してバイオものづくりに活用する」
大阪大学 大学院 情報科学研究科 教授 松田 史生 氏
近年、持続可能な社会の構築に向け、再生可能なバイオマス原料から微生物発酵で燃料、化学品原料などに変換する「バイオものづくり」への期待が高まっている。われわれは、微生物の発酵能力を自在に活用するために、その裏方で働いている「代謝経路」を計測する技術を開発し、測量結果をもとに合理的な代謝経路の拡張を試みてきた。これまでの取組を紹介し、そこから見えてきた今後の展望を紹介する。

講演Ⅱ 15:00-16:00
「腸内細菌叢のメタゲノム解析を基盤とした新規治療法の開発」
大阪公立大学大学院医学研究科ゲノム免疫学 教授/
東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターメタゲノム医学分野
特任教授 植松 智 氏
私たちは様々な疾患の患者糞便において全ゲノムシークエンスによるメタゲノム解析を実施し、遺伝子の網羅的な解析から腸内細菌叢の機能を評価している。そして、機能障害や疾患発症に関わるpathobiontの同定を試みている。pathobiontに特異的に感染するウイルス「バクテリオファージ」のメタゲノム解析から、それらを排除できる抗菌剤の開発を行っており、幾つかの疾患でその応用例を紹介する。
参加費 無料
参加人数 【セミナー】106名

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